東日本大震災の数日前に大気温度が上昇
3月11日、宮城県沖を震源とするM9の地震がおきた。
米マサチューセッツ工科大学(MIT)研究チームによると、この地震がおきる数日前に日本列島エリアの大気から大量の赤外線が放出されていたという。
昨年2010年1月、ハイチでM7の地震がおきたが、この数日前にもハイチのエリアで超低周波無線信号が異常に増加していた事が衛星DEMETERのデータによる調査でわかった。
結露のプロセスが原因か
5月18日 、米メリーランドにあるNASAゴダード宇宙飛行センター(the NASA Goddard Space Flight Centre)のDimitar Ouzounov氏らは、3月11日におきた東北地震のデータを公開した。
データによると、M9地震の前、電離層のイオン濃度が異常に上昇、地震の3日前にイオン濃度はピークに達した。また衛星データによると、赤外線放出量も地震の前にピークに達した。つまり大気が加熱していたと考えられる。
ガスから出る放射能は大気をイオン化する。大気中の水分子はイオンに吸着するのでイオン化は水の大規模凝結を誘発する。大気中の水分子はこの凝結(結露)のプロセスで熱を放つ。結果、赤外線放出が起きたのではないかとOuzounov氏らは分析している。
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