福島第一原発を想定して走行
千葉工業大学未来ロボット技術研究センターは、福島第一原子力発電所の原子炉建屋内で活躍する日本製のロボット「Quince(クインス)」のテスト走行の様子を撮影した動画をホームページ上で公開した。
走行テストは、福島第一原発内を走行することを想定して行われた。ロボット技術研究センターのホームページには、Quinceが暗闇の中走行する様子や傾斜角40度の階段を登る様子、がれきの上を走行する様子などを撮影した動画が公開されている。
未来ロボット技術研究センターでは、国際レスキューシステム研究機構(IRS)緊急研究開発メンバーらとともにQuinceの改良および操縦試験等に日々取り組んでいる。
Quinceは、LANで通信することで、遠隔操作や遠隔観察等を行うことができる。また、安定した遠距離通信を確保するため、光ファイバケーブルやツイストペアケーブルによる有線区間を設けている。
未来ロボット技術研究センター