ギネスには認定されたが納得行かず。携帯ゲーム、携帯ゲーム機の違いは?
iPhone4が史上最速、150万台売れてギネス記録を達成したというニュースがある。しかし、iPhoneが本当に携帯ゲーム機なのかと考えると様々な意見があるのではないだろうか。そこで、今回はiPhoneが携帯ゲーム機かどうかを考えて見よう。
携帯ゲーム機の定義とは携帯ゲーム機という言葉自体は馴染み深い。例を上げれば、DS、PSP、ワンダースワン、ゲームボーイなどがすぐに思いつく。このような商品は明らかに携帯ゲーム機といえる。では、携帯ゲーム機の定義とは何だろうか。そこから考えて見たい。
1.持ち運べるサイズ(携帯)であること
2.ソフトを入れ替えてゲームができること
3.液晶画面がついていること
本来ならこの3つが重要な定義だった。コンピューターソフト、つまり、ROMのことであるが、これを入れ替えると別のゲームができて、遊ぶ場所を選ばないのが携帯ゲーム機の最大の特徴だった。
だが、ソニーが「PSP go」というダウンロード専用の携帯ゲーム機を発売したことでその前提は崩れてしまう。「PSP go」を携帯ゲーム機じゃないと思わない人はおそらくいないだろう。すでに2の前提がソニーによって覆された。では、iPhoneはどうなのか。
iPhoneは携帯ゲーム機の条件を満たしているか結論を先に述べると上の3つの定義を満たしているといえる。すでに2の前提条件が覆された以上、ダウンロードでも、ソフトを入れ替えるようにゲームが出来るのがiPhoneだ。
もっともiPhoneではソフトとはいわず「アプリ」という。ゲームもそのアプリの一つとして、様々なジャンルのゲームが毎日配信されている。無料から有料まで多数のゲームがあるのは良く知られていることだろう。
では、iPhoneが携帯ゲーム機なら、この先、携帯ゲーム機市場に分類されるのだろうか。この疑問を考える前に、携帯ゲームについても振り返って見ることにする。
携帯ゲーム近年、GREEやモバゲーの2強によって、日本の携帯ゲーム市場は急成長を遂げている。携帯ゲームといえば、文字通り、携帯で遊べるゲームのことを指す。一部有料のゲームはあるが、ほとんどのゲームが無料で遊べる気軽さが多くのユーザーを獲得する秘訣となっている。
ゲームの内容は単純なものが多く、携帯用ゲーム機と比べて、携帯で操作する分、かなり操作性が悪いというのがある。そのために、アクションゲームの名作「魔界村」をiPhoneでプレイしても、かなり練習しないと1面もクリアできない。
携帯ゲームと携帯ゲーム機の決定的な違いは操作性ではないだろうか。一般の携帯ではボタンの数は多くても、小さいために非常に押しづらい。iPhoneやスマートフォンだと画面をタッチして操作する必要がある。
これこそが、携帯ゲームと携帯ゲーム機をわける最後の定義ではないだろうか。
携帯ゲーム機の定義(改訂版)1.持ち運べるサイズ(携帯)であること
2.液晶画面がついていること
3.操作するのが非常に楽
このように定義を改訂しておけば「iPhone」は携帯ゲーム機の仲間には入らないということになる。もちろん、この先iPhoneが携帯ゲーム機と同程度の操作性を持つようになれば、もはや、携帯ゲーム機としか言えなくなるだろう。
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