福岡の街歩きが楽しくなるiPhoneアプリ
福岡での産学官連携によるプロジェクト「シリアスゲームプロジェクト」の一環で、福岡の観光案内をテーマに制作されたiPhone用アプリケーション「福ぶら」の配信が開始された。
シリアスゲームプロジェクトとは、九州大学芸術工学研究院が中心となり、福岡市の受託プロジェクトとして2009年6月にスタートしたプロジェクトである。産学官連携体制でゲームソフトの開発を行う全国でも珍しいプロジェクトという。
シナリオごとに異なる観光スポットへ案内
「福ぶら」は、通常の観光情報配信アプリと異なり、ユーザが選択するシナリオごとに案内する観光スポットが決められている。シナリオとしては、「パワースポット」や「怪獣」「廃線」「元寇」などがある。
自分の興味のあるシナリオを選択すると、そのシナリオに沿った観光スポットの情報が表示される。例えば、「怪獣来襲」というシナリオを選択すると、特撮怪獣映画の舞台になった福岡の観光スポットを巡ることができ、「福岡銘菓」を選択すると、福岡市内の銘菓店を巡ることができる。
そして案内された場所に行くとシナリオの続きが読めるという仕様になっている。シナリオの中には、今ユーザがいる観光スポットの情報が併せて掲載されている。
今回、「福ぶら」の企画や制作は、福岡の有限会社エレメンツが担当した。エレメンツは、九州・福岡のゲームソフト制作関連会社など13社による任意団体「GAME FACTORY'S FRIENDSHIP」に加盟している。
リリースiTunes Store「福ぶら」