2号機で冷却水の放射能濃度上昇
日本原子力発電の連絡によると、2日、敦賀原発2号機で1次冷却水中の放射能濃度が上昇したという。
敦賀原子力発電所は福井県敦賀市にある原子力発電所。出力116万キロワット。

被覆管に小さな穴の可能性
福井県原子力安全対策課によると、2日行なった放射能濃度の測定結果は4月26日の測定結果に比べ1次冷却水中の希ガスの濃度が約750倍に、ヨウ素133の濃度が約2倍に上昇していた。
原発周辺の放射線監視モニターでは放射能は検出されていないという。同社は現在週1回行なっている放射能濃度測定を1日1回に増やして原因を特定する方針。
福井県原子力安全対策課によると、燃料棒を覆う被覆管に小さな穴が開き、放射性物質が漏えいした可能性が高いという。
放射能濃度は規制値を大幅に下回る値だが、核燃料から漏れだしている疑いがあるため原子炉を停止して調べると同課は発表した。

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