「NaturalNews」のレポート
科学系ニュースサイト「NaturalNews」は4月20日の記事で福島原発事故による世界の被害は増加しているとレポートした。
レポートによると、事故後まもなく、放射能は北米大陸を含む北半球の7/24に拡がり、20日現在、米国西海岸の放射能濃度は中程度にまで上昇。世界の海、地上で計測した放射線濃度は上昇しているという。
福島原発事故で、原発の周辺地域の雨水から採取したサンプルすべてで高濃度の放射性Tellurium - 02、 放射性Ruthenium - 04、 放射性Technetium - 04が検出された。
これらの値はチェルノブイリ原発事故の時の値とほぼ同じ。科学者Gerhard Wotawa氏は彼自身これほどの高濃度の値はかつて見た事がないと言ったという。
現在世界で使われている放射線濃度の基準値は1996年に制定された包括的核実験禁止条約で決められたもの。この時280におよぶ放射線濃度の基準値が決められた。これらの基準値の背景は過去に行なわれた原爆のテスト。
欧米各国の対応
オーストリア 、ドイツ 、カナダ 、オーストラリアは、米国のMatt Groeningの長寿アニメ番組「The Simpsons」 の核をテーマにしたタイトル8つを放送禁止にした。
「Kopp Online」、 「Xander News」 などの通信社は、EUは食品に含まれる放射能の許容値をこれまでの最高20倍にまでひきあげる事を考えているとレポートした。これは食べられる食品がなくなってしまう事を避けるためだという。
NaturalNews
http://www.NaturalNews.com/032147_nuclear_weather.html#ixzz1KSERcYV3