汚染水浄化システムが起動
6月5日、東電は東京電力福島第1原発で汚染水浄化システムの試運転を始めた。
東京電力福島第1原発では原子炉建屋などに放射性物質の汚染水が大量にたまっており、これらの汚染水を浄化する。本格稼働は6月15日以降。
仏大手原子力企業「アレバ(AREVA SA) 」が開発した浄化装置「ディスクフィルター」は、汚染水に含まれるちりやほこりを除去することでちりやほこりに付着した放射性物質も取り去る仕組み。汚染水の放射性物質濃度を最大10000分の1にする。処理能力は1日1200トン。浄化システムは敷地内に建設する。
汚染水の総量は10.5万立方m
東電の発表によると、5月末現在汚染水の総量は10万5100立方m。
浄化作業は7つの工程で行われ、「アレバ」の浄化装置は最終段階で使われる。浄化した水は大型タンクに保管するほか、原子炉の冷却水として循環させる計画があるという。
アレバ(AREVA SA)
http://www.areva.com/ 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110606k0000m040074000c.html