厄除のお大師さまのだるま市
徳川家ゆかりの天台宗寺院として、都心にも近く、例年の新春には多くの参拝客が訪れる、川越大師喜多院で恒例の「初大師だるま市」が1月3日に開催されます。
「厄除のお大師さま」として近隣の深い信仰を集めている、喜多院の元三大師(慈恵大師良源)の縁日である1月3日にたつ「初大師だるま市」。七転び八起きの縁起物「だるま」を求めて、毎年多くの観光客でにぎわいます。
だるま市と文化財、小江戸・川越を楽しむ
喜多院の慈恵大師は、正月3日に涅槃(ねはん)にむかえらたことから、元三大師(がんざんだいし)ともいわれ、新年の迎えることから「初大師」の呼び名で信仰されています。初大師の縁日となる1月3日には、炎に供物を入れて不動明王を供養し、その加護を願う「不動護摩供」を執り行い、七転び八起きの名物「だるま市」がたちます。
密教を極め、多くの奇跡で民衆の辛苦を救い「観音様の化身、不動明王の生まれかわり」とまでいわれた、元三大師への信仰はとても厚く、古くから、その縁日にならぶ「だるま」はより縁起の良いものとして、多くの人が求めにやってきます。
喜多院は小江戸・川越にあって、徳川家ゆかりの寺として「春日局化粧の間」、「徳川家光誕生の間」などの貴重な文化財や、名所「五百羅漢」など見どころも多く、城下町・川越の風情もあって、参拝だけでなく、観光スポットとしても人気です。
「初大師さまのだるま市に来ないと、正月になった気がしない」という人もいる程の、川越大師喜多院の「初大師だるま市」。新春を縁起よく迎えるために、ぜひお出かけください。
「初大師だるま市」
川越大師喜多院
埼玉県川越市小仙波町1-20-1
049-222-0859(喜多院拝観寺務所 9:00~16:00)
開催日/1月3日
料金/無料
※喜多院拝観は有料 拝観料:400円
※当日9:00より18:00まで喜多院の周辺が車両通行禁止区域となります。
川越大師 喜多院
http://www.kawagoe.com/kitain/index.html