20代前半 8割が「医療事故起こさないか不安」
社団法人日本看護協会の行った調査によると、看護師や助産師などが抱える悩み中で最も多いのは「医療事故を起こさないか不安」で、全体の約6割、経験の浅い20代前半では8割が感じていると毎日新聞が報じた。
人員拡充だけで十分なのか
この調査結果に対し同協会理事の小川忍氏は、
「夜勤の多さなどが原因で中堅看護師の離職が増えた影響により、新人らの教育が不十分な病院も多く、若手ほど事故への不安が大きい」
と指摘。看護師数が減れば一人当たりの労働時間が増加し、過労による医療ミスの発生も増加する。
横浜市立大病院での手術患者取り違え事故や、東海大病院で内服薬を点滴で誤投与した事故など、看護師らの起こした医療事故のうちいくつかは長時間労働の末に起きたものだった。
また、夜勤帯の作業は注意力や作業効率が低下し、深夜から朝にかけての作業効率はとくに低下するという豪州の実験結果も出ており、夜勤時の事故をなくすためには人員補充が不可欠だという指摘は数多く存在する。
しかしその一方で、入職前の看護学校などでの生命倫理に関する教育などが必要という主張もあり、進むべき方向はいまだに定まりきっていない、というのが現状だ。
毎日.jp