各国大手割引販売サイトの買収によりグルーポンがアジア進出
米グルーポンが、2010年8月の日本進出に続き東アジアと東南アジアへ進出を果たした。
11月30日、米グルーポンは、グルーポン香港、グルーポン・シンガポール、グルーポン・フィリピン、グルーポン台湾を開始したと発表。各国の大手割引購入サイトの買収(割引購入サイトの
U Buy I Buy、シンガポールの
Beeconomicと、フィリピンの
Atlaspost)によるもので、取引の条件は公開されていない。
U Buy I BuyとBeeconomicはいずれも自国の共同購入業界で圧倒的地位を占めている。上記3つのサイトは、今後数カ月内にブランド名とサイトのデザインを現グルーポンと同じように移行する予定だ。
アジア市場への可能性
米グルーポンのロブ・ソロモン社長兼最高執行責任者(COO)はBUSINESS WIRE(ビジネスワイヤ)の取材に対して次のように述べている。
「当社ではアジア市場に巨大な可能性を見ており、グルーポンの香港、シンガポール、フィリピン、台湾への拡大は次の重要なステップです。インターネット利用度の極めて高い顧客層を活用して国内商店の売り上げ拡大を図ることができることを喜ばしく思います。」
日本国内でも、様々な共同購入のサイトが誕生しているが、「勝ち組」はごくわずかであり、今後その明暗がくっきり分かれていくことは用意に想像できる。
今回のアジア進出により、圧倒的なビジネスシェアを得たグルーポンの独壇場となるか。グルーポンの今後のビジネス展開から目が離せない。
groupon(グルーポン)
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