日本を代表するデザイナー・倉俣史朗とイタリアの巨匠エットレ・ソットサス
私たちが普段利用する、数々の工業製品たち、家具や家電、調理器具などのデザイン意識したことはありますか?それらのデザインが、単に便利で機能性に優れているだけでなく、ちょっとした美しさやユニークさ、愛らしさがあるだけで、生活が楽しくなります。
東京ミッドタウン・ガーデン内の21_21 DESIGN SIGHTでは、日本を代表するデザイナー、故・倉俣史朗と、イタリアデザイン界の巨匠、故・エットレ・ソットサスの作品を集めた企画展「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」を2月2日(水)から 5月8日(日)まで好評開催中です。「生活を豊かに楽しくするデザイン」を生涯追求した、二人の足跡に迫る企画展です。
世界初公開ソットサスの「カチナ」などを展示
倉俣史朗(1934年-91年)は、主にインテリアを中心に、日本を代表するデザイナーとして、独特の浮遊感・無重力感あふれるデザインで世界中に衝撃を与えました。72年には、毎日産業デザイン賞を、90年にはフランス文化省芸術文化勲章を受章しています。
エットレ・ソットサス(19174年-2007年)は、オーストラリア生まれの20世紀を代表するデザイナーの一人です。その仕事は、オリベッティ社のタイプライター「バレンタイン」など、建築から、家具、工業製品など多岐にわたり、デザインに対する思想を含め、後進に多大な影響を与えました。
二人は、生前「生活に驚きや喜びを与える豊かなデザイン」という、共通の目標をもって、固い友情で結ばれました。倉俣は日本的な感性で、ソットサスは西洋文化を背景にそれぞれのアプローチから、デザインの可能性について探りました。
この展覧会では、ソットサス晩年の素描をもとに、本展にむけて制作された、世界初公開となる「カチナ」20点をはじめ、倉俣の作品65点などで、二人のデザイナーの、自由で生命力にあふれた「デザイン」を体験します。
企画展 「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展
21_21 DESIGN SIGHT
東京都港区赤坂9-7-6 (東京ミッドタウン・ガーデン内)
03-3475-2121
開催期間/2月2日(水)~ 5月8日(日)
開館時間/11:00 - 20:00
※入場は19:30まで
※3月26日(土)は六本木アートナイト開催のため、翌朝5:00まで開館(入場は4:30まで)
休館日/火曜日
※5月3日は開館
料金/1000円
企画展 「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展
http://www.2121designsight.jp/program/krst/index.html21_21 DESIGN SIGHT
http://www.2121designsight.jp/