米グルーポンの取締役にスターバックスのCEOが就任
クーポン共同購入サイト大手である米グルーポンが10日、コーヒーチェーン最大手の米スターバックス、ハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)を取締役として迎え入れたと発表した。
新規株式公開(IPO)を前に経営体制を強化する狙いだ。
シュルツ氏の取締役就任と合わせ、同氏が共同創業者を務めるベンチャーキャピタルからの出資受け入れも発表。出資額は明らかではないが、米メディアは“少額ではない”と報じているという。
高まるIPOへの期待
米グルーポンのアンドリュー・メイソンCEOは10日付のブログにて、シュルツ氏の取締役就任について、
「有力ブランドを保有する企業のCEOとして当社に非常に大きな貢献をしてくれる」
と述べ、さらにシュルツ氏の取締役就任に合わせて3人の取締役が退任したことも説明した。
同社は昨年12月、米グーグルからの買収提案を断ったと報じられたが、1月には米クライナー・パーキンス・コーフィールド&バイヤーズ(KPCB)などから総額9億5000万ドル(約790億円)の資金を調達。この際、VCは企業価値を約47億5000万ドルと評価したと言われており、新規株式公開(IPO)への期待は高まる一方だ。
米グルーポン
http://www.groupon.com/