貴重なフェルメールの「地理学者」東京初公開
大航海時代の17世紀、光の影をドラマチックに演出し、独自の絵画芸術を確立したオランダ・フランドル絵画。その代表画家、ヨハネス・フェルメールの、数少ない男性単身像の中でも、特に傑作として名高い「地理学者」が、Bunkamura ザ・ミュージアムにやってきます。
渋谷区のBunkamura ザ・ミュージアムでは、3月3日(木)から5月22日(日) まで、「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」を開催します。フェルメールの「地理学者」をはじめ、ドイツ・フランクフルトのシュテーデル美術館から、オランダ・フランドル絵画の貴重なコレクション、95点が東京にやってきます。
フェルメールやレンブラントなど、オランダ絵画の神髄を満喫
この展覧会の見どころは何と言っても、東京初公開となるフェルメールの「地理学者」です。その生涯で、わずか30点あまりしか残さなかったと言われるフェルメールの作品のなかでも、たった2点となる、男性単身像の1点で、大航海時代にふさわしい主題を、フェルメールならではの柔らかな光と、繊細なタッチで描かれています。
ほかにも、フランドル絵画を代表する、レンブラント、ルーベンス、フランス・ハルスの三巨匠をはじめ、ヤン・ブリューゲルや、テル・ボルヒなど、、歴史画、寓意画から、肖像画、静物画にいたるまで、多彩な展示で、オランダ絵画の神髄を満喫する内容となっています。
絵画ファン、特にフェルメールを愛する人にとっては、数少ないフェルメールの作品、そのすべてを踏破するチャンスかもしれません。ぜひご覧ください。
「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」
Bunkamura ザ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F
03-5777-8600(ハローダイヤル)
開催期間/3月3日(木)~5月22日(日)
開館時間/10:00~19:00
※入館は18時半まで
※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20時半まで)
料金/1500円
Bunkamura 「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/11_vermeer/index.html