グルーポン、ついに中国進出か
共同購入型クーポンサイト『米グルーポン』が、中国最大のインターネット企業である『騰訊(テンセント)』との共同出資で「中国版グルーポン」を立ち上げる準備を進めていることが2011年1月13日に分かった。中国のIT専門ニュースサイトDoNewsが伝えている。
同記事の情報筋では、「中国版グルーポン」は早ければ2週間以内にオープンし、5月までにシェア1位を獲得するという目標を掲げている。両社の出資比率は50%ずつで、グルーポンのドイツ人幹部、Mads Faurholt氏らはすでに北京に到着していおり、急ぎ人材集めを行っているという。
急増する中国のグルーポン系サイトに真打登場となるか
記事によれば、すでに面接を受けた人物の証言として、
「面接官は『早ければ2週間以内にオープンさせたい、時間がないので入社の意思があるかどうか2日以内に知らせて欲しい』と言っていた」
というコメントも。その信憑性の高さが伺える。
中国国内では投資家たちの間で両社の提携は昨年から噂になっていたというが、テンセントの出資比率は51%以上になると予想されていたので、今回の出資比率に驚きの声も上がっているらしい。
中国のグルーポン系共同購入サービスは「団購」と呼ばれており、同市場は2010年末に1,726サイトを超え、急激に増加している。昨年は1日あたり4.7サイトが誕生した計算になるという。この巨大市場に、米グルーポンがどう乗り込んでいくのか。その動向が気になるところだ。
騰訊(テンセント)
http://www.tencent.com/zh-cn/DoNews
http://www.donews.com/