買収に失敗した米Google、Grouponに対抗するサービス立ち上げを計画
米Googleが60億ドルを提示しても手に入れられなかったGroupon。そのGrouponと同じビジネスを展開する計画をしている―サービス名は「Googles Offers(グーグルオファー)」。
ソーシャルウェブ関連のニュースを提供するMashableがその資料を極秘入手し、その後Googleから確認を得たと1月21日に伝えられた。Mashableの該当記事にはその資料(PDF)へのリンクが掲載されている。資料からはGrouponと同様のビジネスモデルで、誰でも商品提供者となれるサービスであることが分かる。
Googles Offers(グーグルオファー)」は成功するか
このグーグルオファーと言う名の新サービスは、顧客になりそうなユーザーや常連のユーザーが、毎日送信されるメールを通じ、それぞれの地域のお得な情報を探す手伝いをすると掲載されており、フラッシュマーケティングと酷似したサービス内容となっている。
競合するGrouponと同様に、グーグルオファーも期間限定で特定の人数のユーザーが集まった場合のみ実現するという。購入が決定したユーザーはグーグルチェックアウトを利用して代金を支払う。また、グーグルオファーは、グーグルバズ、ツイッター、そして、フェイスブックを含むソーシャル共有オプションを用意する模様だ。
ソーシャル購入マーケットは、今後もさらなる拡大と利益をもたらすと考えられており、Grouponを買収できなかったGoogleが、同市場に名乗りをあげたことは予想できる展開だったかもしれない。競合するサービスが参入し、今後同市場がどのように動くのか、注目していきたい。
Mashable
http://mashable.com/Groupon
http://www.groupon.com/