第二次対戦、ドイツ分断と統一 激動の時代を写す
栃木県宇都宮市の栃木県立美術館では、1月22日(土)から3月21日(月) まで、ドイツ・ベルリン出身の女性写真家ズィビレ・ベルゲマンの展覧会「哀愁のベルリン―分断されたドイツを生きた女性写真家の軌跡 ズィビレ・ベルゲマン展」を開催中です。
第二次大戦の戦火が迫るベルリンで生まれ、戦後の東西ドイツ分断、そして、ベルリンの壁崩壊と激動の歴史を、女性ならではのしなやかな視線と、哀愁ただよう表現で撮影し続けた、女性写真家の軌跡を129点の作品で追います。
激動の20世紀を生き、21世紀になっても撮り続ける
ズィビレ・ベルゲマンは、1941年第二次大戦の戦火が迫るドイツ・ベルリンに生まれます。戦火を生き抜いた第二次大戦後は、旧東ドイツで写真家としての技量をみがき、1989年のベルリン壁崩壊以降は、世界でもっとも注目を集める、女性写真家の一人として活躍中です。
その写真は、祖国の分裂という苦い歴史を踏まえながら、女性ならではの鋭敏な感性で、最先端のファッションに身を包む女性や、アフリカの地でたくましく生きる女性などを、鮮やかに、そして哀歓も豊かにフィルムにとらえます。20世紀から21世紀に激変する世界を、今なお追い続ける女性写真家の「視線」をぜひご覧ください。
「哀愁のベルリン―分断されたドイツを生きた女性写真家の軌跡 ズィビレ・ベルゲマン展」
栃木県立美術館
栃木県宇都宮市桜4-2-7
028-621-3566
開催期間/1月22日(土)~3月21日(月)
開館時間/9:30~17:00
※入館は16:30まで
休館日/月曜日(祝日、振替休日は開館して火曜休館)、祝日の翌日(土・日曜日を除く)
料金/800円
栃木県立美術館「哀愁のベルリン―分断されたドイツを生きた女性写真家の軌跡 ズィビレ・ベルゲマン展」
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/jp/exhibition/t110122/index.html