7月・東京の最新オフィスビル市況の発表
オフィビルや店舗の仲介などを行う三鬼商事株式会社が、東京(都心5区・東京都千代田区、港区、中央区、渋谷区、新宿区)の最新オフィス市況(2010年7月)を発表しました。
(画像はイメージ)
平成22年7月末時点での東京(都心5区)のオフィスビルの平均空室率は、9.10%でした。平成22年6月に比べると、0.04ポイント下回りました。
7月のオフィスビル市況の動向は?
東京都心5区のオフィスビル平均空室率は、ここ数年上昇傾向が続いていますが、7月末時点で、空室率が若干ながら改善したのが今回の特徴です。
また、東京(都心5区)の最新オフィスビル市況(2010年7月)によると、オフィスビルの平均賃料は、下落傾向が緩やかになっているが、テナント間の誘致競争が激化していると指摘されています。
つまり、東京都内の商業用不動産において、供給過剰の傾向には変化がないことが物語られています。しかし、好条件の大型ビルについて引き合いが増えたと指摘されています。よって、国内オフィス市場においては、質が問われる傾向が更に強まっているようです。
景気回復の傾向が進むと企業は、事業拡大が進み、結果としてオフィスの増床を進める傾向があります。よって、今後のオフィス平均空室率の改善については、景気回復傾向の継続や企業の景況感の改善が進むかどうかがカギとなるでしょう。
三鬼商事株式会社
http://www.e-miki.com/東京(都心5区)最新オフィス市況(三鬼商事サイト内)
http://www.e-miki.com/data/download/sikyo/F1008_TO.pdf