2万票を超える無効票
先日7月11日におこなわれた参議院選挙の杉並区の集計で2万票を超える無効票が出ていたことが発覚した。メディアはこのことを伝えていないという。
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選挙告知ポスター他の区の2倍以上の無効投票
杉並区では山田宏前区長の辞職に伴う区長選挙が参議院選挙と同時におこなわれ、参議院選挙の投票と区長選挙の投票と区議補選の投票がまとめて行なわれた。
杉並区に出馬した社民党の保坂展人氏によれば、3つの選挙の投票日が同じ日に重なり、さらに参議院選挙は選挙区と比例区の投票があったので有権者が混乱し2万を超える無効票が出たのではないかということ。ちなみに保坂氏はこの選挙に次点落選している。
投票は7月11日、区内66カ所でおこなわれた。投票日、杉並区の投票場では参議院/選挙区、参議院/比例区、区議補選、区長選の4枚の投票用紙が投票者に渡された。まず参議院の投票用紙をもらって投票した後で区議補選、区長選の投票用紙をもらい投票するという手順だったという。
開票は7月12日午前8時から荻窪体育館でおこなわれ、集計の結果、杉並区の合計票は247712票だった。このうち無効票とされたのは20210票で無効投票率は8.16%。ちなみに江戸川区では合計票は282649票で無効票は7241票で無効投票率は2.56%だった。他の区も無効投票率はだいたい2~3%程度だった。つまり杉並区は他の区の2倍以上の無効投票がでているということになる。
ちなみに、杉並区の有権者数は46万3385人である(男22万1351人、女24万2034人)(2010年7月3日現在)。
以下この件についてのtwitterのコメント。
投票用紙は色分けされていたし投票箱にも色分けした紙が貼ってあった。年配の有権者にはわかりにくかったのかもしれない。
本当なら民主党と国民新党で大勝していたはず。不正操作ではないか。
地方では有権者数が2万人という市もある。これだけの票が無効になったというのではとても民主主義とは言えない。
投票する箱を間違えただけ無効にするのはおかしい。
結果を報道したメディアがこの集計ミスを知らなければ問題であり、知っていて報道しなかったのなら大きな問題である。杉並区とメディアのコメントが求められるところだ。
alfalfalfa.com
http://alfalfalfa.com/archives/415225.html