ビットワレットがクーポン共同購入サイトを試験的に立ち上げ―Edyクーポンキャンペーン
電子マネーは、今や新しい決済サービスとして社会に浸透している。すでに自分が持っているカードや携帯に付加サービスとしてその機能を加え、チャージによってお金を電子化する画期的なサービスの代表的存在である「Edy/エディ」が、10月25日に「Edyクーポンキャンペーン」と題して、試験的にサイトをオープンさせた。
現在東京、愛知、福岡の3都県を対象としたサービスが行われており、キャンペーン期間は10月25日~12月5日までとなっている。
クーポンは「ニックネーム」と「携帯のメールアドレス」を入力するだけで簡単に購入することができる。代金の支払いはEdy支払いのみとなっている(おサイフケータイのみ対応)。この決済方法を取り入れることによって、クレジットカードを持たない人や、クレジットカードを作れないユーザー層にもアプローチが可能になる。
楽天が本格的に参入すれば大グルーポンサイトになる可能性も
楽天子会社で電子マネー「Edy/エディ」を運営するビットワレット(東京都品川区)は現在、電子マネーの決済手数料が収入の大半を占めている。エディ加盟店を中心に掲載店や企業を開拓し、クーポンの売り上げの数%を手数料として得ることで収入源の多角化を目指すという。
期間限定で試験的に行われる今回の参入だが、今後親会社の「楽天市場」が本格的に乗り入れてくることも予想される。
物販はもちろん、楽天トラベルが絡むと「往復の交通と宿泊」パックツアーや、格安ツアーバス・長距離夜行バスなども、グルーポン型クーポン共同購入サービスの形で販売することも考えられる。
楽天ポイントもしくはEdyギフトなどでのポイント還元も導入することにもなると、サービス開始と同時に目が離せないサイトとなりそうだ。
電子マネー「Edy(エディ)」
http://www.edy.jp/楽天市場
http://www.rakuten.co.jp/