杉並のお月見!
東京都杉並区にある杉並郷土博物館では「中秋の名月」にちなみ「月を楽しむ」イベントを予定している。「中秋の名月」とは一年で一番美しいとされる月のこと。旧暦8月15日の「十五夜」のことをいい、現在では9月22日の月がそれにあたる。
9月20日から23日(ただし21日は休館日)は、郷土博物館の古民家に杉並区内に昔から伝わるお月見団子などのお供えをする。ススキとともにお月見気分を盛り上げる。
歴史を感じる建造物
杉並郷土博物館には「旧井口家住宅長屋門」「旧篠崎家住宅主屋」の二つの歴史的建造物が残されている。どちらも1800年ごろに建てられたとされており、杉並区指定有形文化財(建造物)に指定されている。江戸時代の杉並区は農村として江戸の住民に農作物を提供していた。
神田川、善福寺川、妙正寺川といった河川が流れ込み、自然が豊かな土地だ。関東大震災以降は、住民が増え現在では54,000人余りが住むが、閑静な住宅地というイメージだ。杉並区郷土博物館のお月見で、200年前の杉並の風景に思いをはせることができるだろう。タイムトリップを楽しめるイベントだ。
杉並区立郷土博物館
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/histmus/index.asp