世界をめぐる革と紙
東京家政大学博物館で開催されている企画展「きらめきの金唐革・金唐紙ー世界をめぐる革と紙」の会期終了が迫り、展示が15日までとなっている。
金唐革や金唐紙は、その鮮やかな模様をいかし屏風に仕立てられた。また、和装のハンドバッグや草履に用いられ、華やかな装いのアクセントに使われた。
きんからかわ・きんからかみ
金唐革・金唐紙は「きんからかわ・きんからかみ」と読む。金唐革はヨーロッパで生まれた。金箔を施した革に凹凸をつけ、彩色をし、壁紙に使用していた。日本には江戸時代に伝わった。
江戸後期には和紙を使った金唐紙が作られ、明治時代には東洋的なデザインが人気となり、壁紙として海外に輸出されるほどになった。華やかで鮮やかながら、調和のとれた色合いの金唐革・金唐紙の世界を楽しんでほしい。
東京家政大学 博物館
開館時間 9時半から17時
(金曜は18時まで開館。入館は閉館の30分前まで)
場所 東京都板橋区加賀1-18-1
電話 03-3961-2918
観覧料金 無料
東京家政大学 博物館
http://www.tokyo-kasei.ac.jp/hakubutu/index.html