「お金に真面目な人がいい、遊び人NG」と27歳女性
財務省の広告において、日本人女性が結婚相手に求めるのは、なんと国債で資金運用する男性だと「ブルームバーグ」が報じている。
財務省は先週、個人向け国債の新商品として3年満期の固定金利型国債「固定3」の募集を開始。フリーペーパーに「国債を持てる男子は、女性にモテル!!・・・か!?」と題した大型広告を掲載した。広告には5人の妙齢の女性が登場、その中の1人(27歳)は「未来の旦那様はお金に真面目な人がいい!遊び人はNGです」と語っている。
しかも、アラサーに近い女性が、お金に真面目な人=国債を持つであろう人を指し、遊び人はダメ!と言いきってしまっているようなのが、なかなか興味深いところだ。結局のところ、国債の購入をすすめてのアピールだろうけれども・・・
財務省がこうした広告を出したのは、国の借金が過去最高になり、国債の供給が需要を上回ろうとする中、国民に国債購入を訴えるためだ。菅直人新首相は8日の就任会見で、新規国債発行額を44.3兆円以下に抑制しても直ちに財政再建できるわけではないとの見解を示した。
以上のことから、今、日本が抱える“借金”は過去最高にまで達し、新たな財源確保のため、国民にどんどん国債を買ってくださいよ、ということで、今トレンドの婚活男子がターゲットになったようだ。
本当に婚活男子が国債を買うかどうか・・・
これまで国債では、女優の小雪さんや藤原紀香さん、NHKの元アナウンサー久保純子さんら有名人を広告に起用してきた。だが、経費削減などの意味もあり、最近、財務省では新たなキャラクターを作って登場させたばかり。
財務省のウェブサイトなどによると、個人向け国債は、金融機関や郵便局で1万円から購入できるとのこと。だが、なかなか景気が上向かない今、果たして婚活男子たちが国債を買い求めてモテ力をアップさせようとするのだろうか、はなはだ疑問なところだといえる。
【minastirith 執筆】
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「国債を持てる男子は女性にモテる」-財務省が婚活男子向け広告 (Bloomberg.co.jp)■
財務省