口蹄疫の被害甚大
宮崎県で口蹄疫(こうていえき)の伝染が広がっており、被害は甚大なものとなっています。口蹄疫は家畜の伝染病で、人間に感染するのは稀です。また、口蹄疫が感染した家畜を食べても、人間には感染しません。
口蹄疫に感染した動物は必ず死ぬというわけではなく、致死率が高い伝染病ではありません。恐ろしいのは伝染力で、家畜の生産力を低下させてしまいます。つまり、経済的な被害が中心とされます。
口蹄疫例外認めず
asahi.comによると、
東国原英夫知事が種牛49頭を特例で殺処分しないよう求める意向を示したことについて、山田正彦農林水産副大臣は23日、同県内で記者団に対し「(特例は)認められない」と述べた。
と、農水省は種牛49頭には特例は認めない方針です。
既に5等のスーパー種牛と呼ばれる生産性の高い牛には、特例が認められています。ですが、特例を認めると感染を拡大してしまう恐れがあります。
この49頭の種牛は、家畜伝染病予防法に基づき既に殺処分がされていなければならず、処分が行われていないのは問題とも指摘されます。
asahi.com「種牛49頭延命、副大臣「認めぬ」 宮崎知事願い届かず」
http://www.asahi.com/national/update/0523/TKY201005230215.html農林水産省
http://www.maff.go.jp/