児童虐待を防げ!大阪市の取り組み
児童虐待の防止を目指し、大阪市にある大規模医療機関と市こども相談センター(児童相談所)が、子どもの患者を診察した際に虐待でないかを判断する「チェックシート」を作成したと、毎日新聞が報じた。
報道によると、今年4月からすでに運用が始まっており、子どもの状況をはじめ、親の態度もチェックするという。この詳細なチェック項目は、特に入院患者の場合、子どもと親合わせて計61項目もあるとのこと。
さらにセンター側は、シート内容を分析し、虐待の有無を検討して、家族への聞き取りなどを行い、将来、大阪府内の他の児童相談所、医療機関にもチェックシートを広めたいという。
医師が6段階で親と子どもを判定
チェックシートでは、例えば、親の項目の場合「順番を待てない」「態度が怠慢」「スタッフに食ってかかる」「診療への不満を言う」「説明がころころ変わる」などがある。
そして、医師が診察時、本来の診断に加え、子どもの服装や表情、親の態度などを確認する。外傷などの状況を踏まえ、医師の判断により、虐待の可能性を「5(疑濃)」から「0(子育て要支援)」まで6段階レベルで○印を付ける仕組みとのことだ。
最近、児童虐待のニュースが、連日のようにニュースとなっている。あらゆる方面から虐待を防ぐ方法を早急に進める必要があるのは明らかであり、このチェックシートの効果がすぐにでも発揮されることを願いたい。
【minastirith 執筆】
児童虐待:病院・児相が連携チェックシート…大阪の6施設(毎日jp)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100411k0000e040016000c.html大阪市 こども相談センター
http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000002786.html