福岡県商工部は、県など産学官連携の「福岡水素エネルギー戦略会議」が、水素・燃料電池の国際協力枠組みである「水素経済のための国際パートナーシップ(IPHE)※1」から「優秀リーダーシップ賞」として選定されたと、14日発表した。
同賞は、世界の水素経済の推進に著しい貢献のあった個人、団体等を表彰するもので、水素エネルギー社会の実現を目指し、世界最先端の取り組みを総合的に進める「福岡水素戦略」の取り組みが高く評価されたもの。
同賞受賞は我が国初で、団体としての受賞は世界で初めてとのことだ。
なお授賞式は、5月17日に開催される国際会議「World Hydrogen Energy Conference 2010」(ドイツNRW州・エッセン)で行われるという。
「福岡水素エネルギー戦略会議」展開内容
① 九州大学を中核とした世界最先端の研究開発、
② 「福岡水素タウン」や「水素ハイウェイ」、「北九州水素
タウン」の先導的な社会実証、
③ 全国唯一の水素人材育成、
④ 水素エネルギー新産業の育成・集積、
⑤ 世界最先端の水素情報拠点の構築を柱とした「福岡水素
戦略(Hy-Lifeハイ-ライフプロジェクト)」
※1 IPHEとは、
平成15年に米国エネルギー省が提唱した、水素・燃料電池に係る技術開発、基準・標準化、情報交換等を促進するための国際協力枠組みで、現在、我が国を含む17ヶ国・機関が参加し
ている。
受賞発表福岡水素エネルギー戦略会議