ウォールストリートジャーナルによると、ニューヨーク在住のネパール人執事が、雇い主の死後、数百万ドルもの価値があるマンハッタンのマンションを2軒相続し、話題になっている。
あのダコタハウスの部屋を相続
ネパール出身の執事:Indra・Tamangが主人から相続したのは、あの”ダコタハウス”の部屋2つ。ジョン・レノンが殺害された事件で日本でも有名になった高級マンションだ。
このマンションの持ち主だったのは、昨年8月に98歳で亡くなった女優のRuth・Ford。彼女は、所有する全ての不動産と美術品を、長年執事として尽くしてくれたTamang氏へ譲るとの遺言を残していた。
Ruth・Ford氏の実の娘が、遺産相続の内容について裁判所に異議を申し立てていたため、Tamang氏の相続のニュースは先月まで公表されていなかった。今月に入り事実が明らかになって以降、Tamang氏はマスコミ各社の取材を受け、一躍時の人となっている。
Ford家に30年以上仕えて得た幸運
Tamang氏は、女優:Ruth・Fordの兄:Charles・Henri・Fordに雇われ、1974年にニューヨークへやって来た。兄Charlesが2002年に死亡した後も、妹Ruthの食事や身の回りの世話を続けていたという。
現在57歳のTamang氏には、妻と3人の娘がいる。アメリカの市民権は昨年取得し、自ら得た持家もある。莫大な財産を相続し大金持ちとなったTamang氏だが、今のところ、家のローン返済以外にお金の使い道は考えていないという。
The Wall Street Journal "The Butler Did It—at the Dakota"
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704879704575236361791417080.html?KEYWORDS=ruth+ford