子育てをしやすい環境を整えるために
2007年度よりはじまった福井県の
県民運動「ママ・ファースト運動」が、順調に拡大している。活動の一部として、座席への案内は妊婦を優先するなどを実践している店舗や施設は、県の把握分だけで約1500に達しているという。
これは、妊婦や子連れの母親をちょっとした手助けするという緩やかな県民運動である。公共施設に妊婦らの優先駐車スペースを確保する活動をしたところ、大半の施設で導入された。とてもあたたかい小さな親切運動といってよいだろう。
幼い子供を持つ親にとって、優先スペースの駐車可能は、どんなにいろんな負担が減るだろう。子供の駐車場にての事故ニュースは未だに多いので尚更だ。
参加店舗の倍増をめざす「すまいるFカード」
また県は、18歳未満の子どもが3人以上いる家庭を優待する「すまいるFカード事業」を08年3月から始めた。協賛店でカードを提示すれば、割引などの特典が受けられるというシステムで、参加店舗の倍増を目指している。
この運動をさらに広めるために、優先サービスを知らせる案内板や、子ども用のいすなどの購入に対して、1店舗あたり上限5万円の補助金を、県は支出。
2月10日まで、対象店舗を募集している。県は「運動を通じて、子育てしやすい地域社会を実現したい」としている。
福井県HPすまいるFカード