千葉大と千葉工大が、多分野での包括協定
千葉大学と
千葉工業大学は15日、教育・研究・社会貢献活動に関する包括協定を締結した。
両大学とも国内の他大学と包括協定を締結するのは初めてという。
国立・私立の垣根を越え、同地域に拠点を置く大学間で共同研究を推進する連携網を築くのが狙いで、相互の交流と補完を深め、地域振興につながる新産業の創出にも弾みをつける。
両大学は、(1)教員・研究者・学生の交流、(2)共同研究、(3)研究施設・設備の相互利用、(4)研究資料・刊行物・研究情報の交換、(5)社会貢献活動のほか、双方で合意した事項で連携することとし、両大学長による締結式を行った。
地域の産学官共同研究拠点として
なおすでに、地域の産学連携を推進する国の「
地域産学官共同研究拠点整備事業」の1つとして、千葉県では「千葉大学サイエンスパークセンター(CSPC)」の整備が採択されており、両大学が直接これに関わる。
同センターでは、医工連携・ロボティクスなどの重点分野において、シーズ・ニーズの出会いや創出、産学共同研究の促進により、地域における知識集約型のオープンイノベーションや新事業、新技術の創出を目指すことになる。