4園の児童合計43人、口唇の周囲などに発疹の症状
奈良県奈良市が、同市内の4園で食中毒が発生したと、6月15日に発表している。
6月13日の午後12時55分ごろ、同市保育総務課から「本日、市内4園で給食を食べた園児が口のまわり、背中、顔、腹部などに発疹の症状を呈している。」旨、奈良市健康医療部保健所保健衛生課へ報告が入った。
調査の結果、伏見保育園・朱雀こども園(乳児棟)・高円こども園・柳生こども園において、同給食を食べた児童合計265人のうち43人が、口唇の周囲などに発疹の症状を呈していることが判明した。
さばから症状を呈する濃度のヒスタミンを検出
奈良市健康医療部保健所保健衛生課が調査を行った結果、給食のさば(原材料及び調理済み)において症状を呈する濃度のヒスタミンを検出。同物質による食中毒と断定している。
なお、同市内4園と納入事業者に対して調査を実施。汚染の原因は特定できなかったものの、食中毒防止の観点から、関連事業者に対して衛生管理や温度管理の徹底を指導した。
(画像はunsplashより)
奈良市 プレスリリース
https://www.city.nara.lg.jp/uploaded/attachment/161964.pdf