高い伸縮性を保つことにより亀裂が進みにくい
2023年6月17日、信州大学学術研究院(以下 信州大学)、科学技術振興機構(以下 JST)、横浜ゴム株式会社(以下 横浜ゴム)は、伸縮性に優れるゴム材料の開発を発表した。
環と軸で構成されるロタキサン分子を高分子微粒子の内部に導入することで、亀裂が拡大することを抑制する微粒子フィルムを実現した。
従来の微粒子フィルムは、高分子材料としては構造が弱いため、添加剤や有機溶剤などを利用する必要があったが、リサイクルの観点からも好ましいものではなかった。
タイヤにとって劣化による亀裂拡大は大問題
世の中に存在するゴム製品の中でも、過酷な環境下で使用される代表格に、自動車用タイヤが挙げられる。
路面との摩擦、衝撃吸収による変形だけでなく、風雨や紫外線、路面や環境温度による差などの様々な過酷条件での使用が常となっており、経年変化により亀裂が進むケースが多い。
亀裂が進行拡大した場合には、バーストなどの事象が発生しやすくなり、事故を誘発する可能性が非常に高くなる。
今回は、横浜ゴムでの製品化への検証も行われる予定であり、我々の生活に活用されることになる。
(画像はプレスリリースより)

信州大学
https://www.shinshu-u.ac.jp/