デジタルコックピット用QNXプラットフォームの提供
12月11日、MARELLI (旧Magneti Marelli)は、中国エレクトロニクス・ビジネスユニットを介して、通信機器メーカーのブラックベリーと戦略的業務提携を締結したと発表した。デジタルコックピット用QNXプラットフォームとMARELLIのeコックピットおよびデジタルクラスターソリューションを統合する。
プラットフォームは、MARELLIの中国の顧客である主要な自動車メーカーに提供される見込みである。デジタルコックピット用QNXプラットフォームの活用により、MARELLIのeコックピットおよびデジタルクラスターは、自動車メーカーに対して、カスタマイズされ、安全かつ信頼できるシームレスなネットワーク接続を可能にする車内体験をもたらす。
安全性・信頼性・セキュリティ性が保証された車内体験を
両社の関係は、2016年以降、エレクトロニクス・ビジネスユニットを通して、MARELLとブラックベリーとの強固な基盤にうえに築かれている。ブラックベリーは、「QNX Hypervisor for Safety」「QNX Software Development Platform(SDP) 7.0」を使用し、主要な中国自動車メーカー4社が展開するコックピットシステムの開発に取り組み続けてきた。
2社が提携することによって、顧客が求める安全性・信頼性・セキュリティ性をもって、あらゆる車内体験を提供できる。
MARELLIエレクトロニクス・ビジネスユニット ジェネラル・マネージャーのワイシー・ウー(Wisea Wu)氏は、競争の激しいグローバル自動車市場において、新たな自動車技術は、これまで以上に早く進歩し、ブラックベリーとのパートナーシップ関係は戦略に従って、次世代の安全かつ信頼性のあるデジタルコックピットを開発できると述べる。
中国の自動車メーカーは、デジタルコックピットにより車両のセキュリティ、コネクティビティを向上できると補足する。
中国大手の自動車メーカーは、顧客が最新アプリケーションへアクセスすることを可能にする。アプリは、重要な運転機能に影響を与えることなく、アプリがクラッシュした場合はデジタルコックピットのインフォテインメント部分においてセキュリティ保護とサンドボックス化を同時に実行させる。
(画像はプレスリリースより)
MAGNETI MARELLI
https://www.magnetimarelli.com/