「安全な出産と新生児ケア推進プロジェクト」で実施
特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(以下、AMDA社会開発機構)は9月26日、マグウェ地域パウッ郡で安全な出産を推進する「村人への研修」を実施し、その模様を報告した。
保健サービスが届きにくい地域を対象とした「安全な出産と新生児ケア推進プロジェクト」の一環として、AMDA社会開発機構が「村人への研修」を実施している。今まで、妊娠や出産に関わる研修を合計8回実施してきたが、今回は「産後ケア」をテーマに、産褥(さんじょく)婦や、新生児に見られる異常症状などについて、2回の研修を実施した。
周りの人に理解を促し、サポートが得られるような工夫も
この研修ではそれぞれの知識の向上だけでなく、妊婦や産褥(さんじょく)婦の周りの家族や村人に理解を促し、実践に移せるようにすることも目的の1つとしている。
この研修を受けたアウンテイピンさん(男性)は、妻の陣痛が始まった際、息子に地域補助保健センターまでバイクで助産師を迎えに行かせ、無事自宅での出産に至ったとしている。そして、その後の産後ケアも受けることができたという話もあり、研修の成果もみられるようになってきた。
AMDA社会開発機構は今後も、こういった事例が多くなっていくように、活動を続けていくとしている。
(画像はAMDA社会開発機構 ホームページより)
AMDA社会開発機構 活動レポート
https://www.amda-minds.org/activityrep_190926/