「エンジン吸気の静電気抑制」で黒煙を削減
冨澤物産株式会社(以下、冨澤物産)は11月2日、モンゴル・ウランバートル市営バス会社の乗合バスに「アドパワー(AdPower)」を導入し、排気ガス削減に寄与していると発表しました。
「アドパワー」は、冨澤物産独自の自動車エンジン性能改善パーツです。3層構造になっているシールをエンジンのエアクリーナーに貼るだけで、エンジン吸気の静電気を抑制し、排気ガスを削減します。
今回、モンゴルで運行している乗合バスに導入したことで、黒煙(PM2.5)を40%以上も削減するに至りました。
空気流量が5%から10%増加、燃焼効率の改善に
東海大学工学部機械工学科落合研究室の研究で、「アドパワー」により空気流量が5%から10%増加し、燃焼効率が改善されるという結果が得られています。
また、エンジンの排気ガスを浄化するのではなく、エンジン吸気の際に静電気を抑制、燃焼を改善し、排気中の有害物質を削減する新発想であることなどから、「2020年度グッドデザイン賞」も獲得しました。
更に2年間メンテナンスフリーであることから、新興国で広く普及する可能性を秘めたパーツとなっています。
(画像はプレスリリースより)
アドパワー
https://www.adpower.jp/冨澤物産株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000007.000007706.html