「日焼け止め」を正しく使いこなせているのは少数派
ハリウッド株式会社は2022年6月、20代から40代の女性1000名を対象に、自身の日焼け対策についてアンケート調査を実施した。
調査の結果、日焼け止めを利用している人は意外に少なく、日焼け止めを日常的に取り入れていても、専門家から見て、正しく使いこなせているといえる人はそれほど多くはないという衝撃の事実が判明した。
調査結果をもとに、同社研究所長である熊谷秋子(くまがい・あきこ)氏が正しい日焼けケアについて解説する。
日焼け止めは「たっぷり」「いつも」「露出するところすべて」が正解!
調査によると、日焼け止めをつける量や頻度について、多くの人が「量をたっぷりつける」と回答した反面、「薄くつける」や「なるべくつけない」と回答した人も一定数いることが分かった。
「薄くつける」や「なるべくつけない」と回答した人は、その理由に肌への負担を挙げている。
しかし、熊谷氏は、日焼け止めは“たっぷり”の量をつけることを提案する。
最近は、日焼け止め効果のあるファンデーションなどもあるが、しっかり紫外線を抑制するには、やはり日焼け止めを塗る方が効果的だ。SPFやPAの値が高くても肌にやさしく、スキンケア効果も期待できる商品が数多く提供されている。紫外線から肌を守るために、化粧下地としても使える日焼け止めを“一年中毎日”塗ることをすすめている。
また、日焼け止めを毎朝つける人に対し、どの部位につけるかを聞いたところ、「顔」は1000人中289人、「首」は1000人中166人、「顔・首以外の箇所(腕など)」は137人という結果が得られた。
これを受け、熊谷氏は、日焼け止めはしっかり塗ることが大事。顔はもちろん、照り返し紫外線に備えて顎の下、首の前・後ろ、耳、デコルテ、二の腕の裏表、足など、“露出するところすべて”に“たっぷり”と塗ることを提案する。特に「耳」はあまり意識しない人もいるようだが、皮膚がんになる危険性もあるので、忘れずに塗ろう。
さらに、日焼け止めは朝塗って終わりではなく、数時間ごとに塗りなおすことを習慣にすることもすすめている。
日焼け一週間後から肌をリカバーするスペシャルケアを
とはいえ、太陽光を浴びる限り日焼けは避けられない。日焼け後のケアも大切だ。
調査によると、日焼けシーズンのスペシャルケアについて、他の季節よりも多めに保湿することや、紫外線やシミ・そばかす改善のサプリメントを飲むといった対策をしている人が多いことが分かった。また、ピーリングやスクラブで日焼けした肌をリセットするという人も少数いた。
熊谷氏は、日焼け後のスキンケアは、保湿が重要と提言する。肌のゴワつきが気になってケミカルピーリングをしたくなってしまう人もいるかもしれないが、特に日焼け直後は肌が敏感になっているので、特別なケアで負担をかけることは避け、いつも通りのスキンケアを徹底するべきと忠告する。
万が一、ヒリヒリするほどの日焼けをしてしまった場合には、清潔なおしぼりなどでしっかり冷やしてから保湿をしよう。また、日焼けをした直後だけでなく、しばらくの間は、たっぷりの保湿を続けることが大切だ。
そして、日焼け後一週間程度経過したら、肌のターンオーバーをサポートする「酵素パック」を熊谷氏はすすめる。
日焼け後は紫外線ダメージでターンオーバー速度が低下する。本来は皮膚を守るために存在するメラニン色素だが、これが代謝されにくくなって皮膚に残ると、シミやくすみの原因となるのだ。
肌の古い角質を取り除いてくれる酵素が配合された酵素パックであれば、ピーリングやスクラブとは違い、皮膚の表層の不要物のみを除去できる。それ故、肌へのダメージを極力抑えながらターンオーバーのサポートができるという。
正しい日焼け対策は、日焼け前に日焼け止め、日焼け直後は保湿、日焼け一週間後から酵素パックで古い角質の除去と覚えておこう。
(画像はプレスリリースより)
ハリウッド株式会社 プレスリリース
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