新たに26件 自然災害に備える
ラカイン州災害管理局は11日、ラカイン州に26件以上のサイクロンシェルターを建てる計画を発表した。
ミャンマー情報省の発表によれば、計画は2018年度中に行われる。災害管理局のU Kyaw Minディレクターは、
いくつかの業者がプロジェクトの入札に参加して、現在その中から選択しているところだ。建設期間は5~6ヶ月。今回の工事が完了すれば、ラカイン州のサイクロンシェルターは合計52件になる。(ミャンマー情報省より)
と述べている。
民間人対象にトレーニングも実施
2016年4月から2018年2月にかけて、ラカイン州では155件の自然災害が発生している。内訳は暴風雨62件、火災48件、洪水13件、落雷7件、河川浸食3件、地震21件、その他となっている。
ラカイン州は長い海岸線があり、自然災害が発生しやすい。平野部では強風、沿岸部では地震による津波が発生する恐れもある。
ディレクターは、
ラカイン州の中でも最も災害が派生しやすい地点で、予防活動を行っている。そこには22件のサイクロンシェルターがあるが、バングラデシュの支援を得ながらさらに4件を追加工事中だ。
今年度26件のシェルター建設によって、州の3分の2をカバーすることを目標としている。(プレスリリースより)
州では災害対策として、民間人を対象とする災害訓練やワークショップを行い、災害に素早く対応できるよう予防活動を実施している。
(画像はプレスリリースより)
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/11/03/2018/id-12945