リーダーシップと企業・組織文化
あらゆるビジネスにおいて、企業・組織文化の変化は不可欠である。企業・組織文化は、企業の信念や行動様式であり、文化の改善や変化により企業・組織は成長できる。
したがって、企業・組織文化を改善や変化させるには、リーダーを含めた全ての従業員が企業文化を構築するコア・バリュー(基本的価値観・本質的価値、信念、行動様式)に対する正しい理解が必要となる。
「Training Journal」では、企業・組織文化の変化とリーダーシップの関係性を論じている。
企業・組織文化を体現する
企業・組織文化の改善や変化における成功には、リーダーから従業員へ、上位から下位へ、一貫性のある意思決定が伝達される環境が必要になる。リーダーは、従業員の模範的存在である。自己の言動に企業・組織文化を正しく反映させ、言動を通して周囲に模範を示し、浸透させる。
特に、企業・組織文化を改善、変化させる場合、最高経営責任者や経営幹部などリーダーは、コア・バリューを正しく理解したうえで自己の言動について省みることが求められる。企業・組織文化の改善や変化に伴い、リーダーの言動も変化し、リーダーシップを適応させる。
相手を正しく理解する
企業・組織文化の根底は、従業員のコア・バリューとなる。それゆえ、リーダーは従業員に肯定的な影響を与えるように企業・組織文化を改善させ、変化させることを意識する。
つまり、企業・組織文化の改善や変化には、コミュニケーションを通して、個々の特徴(文化、宗教、人種、年齢、性別など)における多様性を偏見なく受け入れ、従業者に対する理解を深めることが不可欠となる。
(画像はPixabayより)
Training Journal
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