課題を克服する訓練
12月11日、群馬大学医学部附属病院は、12月2日に大規模災害時における傷病者受入訓練(トリアージ訓練)を実施したと発表した。
訓練は今年で6回目。昨年度に生じた課題を解決すべく、また、新たな取り組みにおいて、うまく処理し克服できるかについても検証したとのこと。
目的は、受入態勢の強化
南海トラフ地震において、最大震度7の地震が発生し、前橋市では震度5弱を観測したと想定。このように大規模な災害が発生した場合において、傷病者の受入態勢の強化を図ることを目的に訓練は行われた。
当日は病院スタッフの医師、看護師、医療技術職員、事務職員だけでなく、学生、留学生、前橋市消防局など約280名が参加。地震の発生後に職員が自宅から病院へ集まり、到着した順に、役割である配置エリアや担当業務が付与された。
また院内では適宜被災状況を確認し、災害対策本部やトリアージエリアなどの設置など、多数の傷病者の受入訓練を実施したという。
災害拠点病院として
訓練は、通称「GLAST隊員養成研修」と呼ばれる「群馬大学災害時業務調整担当職員研修」の受講生の最終課題でもあり、災害対策本部やトリアージエリアなどに配置。医療以外においても多くの業務を行ったとしている。
訓練を通じ、群馬大学医学部附属病院は、これからも、群馬県の災害拠点病院として、災害発生時においても、地域住民が安心して医療を受けられるよう、引き続き努力していくとのことである。
(画像は群馬大学医学部附属病院より)
群馬大学医学部附属病院
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