Business 2 Community は1月9日、以下のような記事を投稿した。DMの配色は、消費者の関心を引くきっかけになるという。
以下、Business 2 Communityより引用する。
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配色の重要性
DM作成において、そのデザインやレイアウトが重要であることは周知の事実だ。しかし、デザインの際、用いる色によって、消費者の関心にも違いが表れることを、どれほどのマーケティング担当者が知っているだろう。
素晴らしいDMのデザインは、消費者アプローチから始まる。他のDMとの差別化を図るために、十分に目立たせる必要があるのだ。DMのデザインを考える際、たいていは自社のロゴや自社ブランドのイメージに合わせて色合いを決めるだろう。しかし、レイアウトやデザインの創造は無限にできるが、留意すべき点もあることを忘れてはならない。
色によって引き起こされる感情
色彩心理学は複雑な分野であり、性別や文化、個人の経験などによって、色に対する反応の仕方は様々である。しかし、感情的に受ける影響は、たいていの人間は同じであることが分かっている。色と感情の関係は以下の通りだ。
赤:興奮、
青:信頼性、
黄:楽観、
緑:平和、
紫:創造しかし、例に挙げた色を使うことで、消費者にその感情を引き起こすことができるかと言えば、そうではないのだ。色にはさらに深い意味があり、特徴がある。
色と商品イメージ
DMで消費者の購買意欲をかき立てたい場合(例えば、高級時計を買ってもらいたい、ツアー旅行に参加してもらい等)、配色には「興奮」を表す赤を選びがちだが、その考えは安易である。DMをきっかけに消費行動へ結びつけるには、それにつながる色を探し出す必要がある。
調査によると、消費者は、対象物とそれを表現している色が、どのくらいフィットしているかを潜在的に意識して捉えているというのだ。
そこでもう一度、色がどのような感情を引き起こすのかを見てみよう。今度は、色が伝える全体的なイメージを挙げる。
赤:トレンディーでユニーク、
青:正直かつ健全、
黄:頑丈で外向的、
緑:勤勉かつ安心、
紫:魅力的で洗練されたここで、DM作成には、文字の配色も重要であることを念頭に置いて考えてみよう。すると、例えば、緑の文字で書くことによって、金融業がそうであるように、健康管理業の分野でも効果的であることがうかがえる。
最後に
DMは、消費者が「顧客」になるかどうかが決まる大切な役割を担っている。つまり、DMで使用する言葉、画像、色による感情への訴えが組み合わさることで、ユニークな内容ができあがることを忘れてはならないのである。
(画像はpixabayより)
Business 2 Community
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