主婦会員向けのアンケート調査
株式会社ビースタイルの傘下で、「もっと多くの女性が活躍できる社会を」との志で立ち上げられた調査機関、しゅふJOB総研が、人材サービス「しゅふJOB」及びビースタイルの登録者に向けて過去に行ったアンケート調査の、再分析結果を発表した。
同調査は2016年4月に行われたが、同12月に提示された同一労働同一賃金のガイドライン案を受け、そのアンケートデータを改めて集計したものである。今回の分析は「賃金に不公平感を抱いたことがあるかどうか」と、「同一労働同一賃金に肯定的か否定的か」のクロス集計にフォーカスされている。
賃金に不公平さを感じた人の方が、同一労働同一賃金の実現を望む
有効回答者数719名のうち、過去もしくは今の仕事の賃金を時間給換算で考えて不公平さを感じたことがあると答えた人は560名、ないと答えた人は159名であった。次に、同一労働同一賃金の実現については、賃金の不公平感を抱いたことがある人の33.8%が望むと答え、不公平感を抱いたことがない人における同回答18.2%を上回った。
これは、同一労働同一賃金の実現が、賃金の不公平感を提言する解決策のひとつとなりうることを示唆するものである。一方で、別の質問においては「労働時間の減少分、給与が減るならば反対」という回答も多く、同一労働同一賃金の具体的な実現イメージが持たれるには至っていないという現状も窺えた。
(画像はビースタイル公式サイトより)
同一労働同一賃金の実現を望む? 賃金に不公平感じた人ほど、実現望む傾向
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000003176.html首相官邸 同一労働同一賃金ガイドライン案
http://www.kantei.go.jp/