地形が険しい沿岸部で被害増大
今シーズン初のサイクロン
「Maarutha」は、16日夜、ミャンマー西部ラカイン州・Thandwe付近の海岸に上陸した。
サイクロンは風速60キロ以上の強い勢力で、海岸部を襲った。社会福祉省によれば、ラカイン州、マグウェイ地域、エーヤワディ地域には大きな被害があったという。沿岸部の地形の険しさも被害を増大させた要因となったようだ。
降雨量はトータルで100mmから150mm。Pyayでは12時間で146mmを記録した。降雨量の調査所はイラワジ川沿岸の町にある。丘陵と川に挟まれた地域では、雨で土地がぜい弱化し、土砂崩れも引き起こしたという。
住居や公共施設も風雨により崩壊 小規模な嵐となってミャンマー中央部へ
報告によれば、Thandwe、Mann Aung、Taunggup、Ngpali地区では多くの住居や学校、修道院、警察などが風雨によって破壊された。Magway地区では救助隊のキャンプも破壊されたという。
気象学・水文地質学部門によれば、サイクロンは月曜の朝に勢力を失い、小規模な嵐となった。嵐はその後、ミャンマー中央南部で強い雨を降らせながら、バゴー地方やヤンゴン地方へ進んだ。
(画像はAl Jazeeraより)
Al Jazeera
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