9つの協力文書に署名
ミャンマーのティンチョー(Htin Kyaw)大統領は4月10日、訪問している中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と北京で会談した。ティンチョー大統領が中国を訪問するのは、昨年春に就任して以来、今回が初めてである。
会談では、貿易、投資、インフラ、エネルギー、農業、水質保全、電気、金融、経済特別区などについて話し合ったという。
会談中、習近平主席とティンチョー大統領は9つの協力文書に署名。その1つが、ミャンマー西部のチャウピューから中国雲南省昆明市まで伸びる石油パイプラインに関するものだという。
このパイプラインは2年間放置されていたが部分的に完成しており、中国側は「迅速に稼働できる状態」だとしている。
両国の発展を促進するため相互尊重と相互利益の原則を支持
もう1つの重要な協力文書はチャウピュー経済特別区(Kyaukpyu Special Economic Zone)に関するもので、工業団地や深海港の開発・実施について文書に署名が行われたという。
習近平主席は、
「中国はチャウピュー経済特別区や付随するプロジェクトなど、主要となるプログラムをミャンマーと協力して実施していく」(新華社通信より)
と述べている。
また、ティンチョー(Htin Kyaw)大統領は、習近平主席が提唱するシルクロード経済圏構想「一帯一路(One Belt, One Road)」のへの支持を表明し、今年5月に北京で開催される会議への参加も表明したという。
中国とミャンマーは、両国の健全かつ着実な発展を継続的に促進するために、相互尊重と相互利益の原則を支持することに合意したといえるだろう。
(画像はSouth China Morning Postより)
China says deal reached at last with Myanmar on oil pipeline
http://www.scmp.comChina and Myanmar sign oil pipeline deal
http://www.channelnewsasia.com/China, Myanmar stress win-win cooperation to advance relations
http://news.xinhuanet.com/