2017年1月期の首都圏・関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標など発表
株式会社タスは3月30日、「2017年1月期 首都圏賃貸住宅指標」、「2017年1月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標」および「今後の世帯数の変化」を発表しました。
空室率TVI(TAS Vacancy Index:タス空室インデックス)は、タスが開発した独自の賃貸住宅の空室指標。民間住宅情報会社に公開された情報を空室のサンプリング、募集建物の総戸数をストックのサンプリングとして、(空室のサンプリング)÷(ストックのサンプリング)、から算出しています。
東京都の空室率は上昇傾向
東京都全域における1月の賃貸住宅の空室率TVIは、11.87ポイントで、前月比0.15増、前年同月比0.26増と上昇してます。東京23区は、11.56で前月比0.15増、前年同月比0.16増。東京市部は、14.57と23区より高く、前月比0.01減、前年同月比0.35増でした。
賃貸住宅のタイプ別では、マンション系は、東京都が前月比0.14増、前年同月比0.20増、東京23区が前月比0.15増、前年同月比0.12増、東京市部が前月と同じ、前年同月比0.30増で、上昇傾向が見られます。
アパート系は、東京都が前月比0.25減、前年同月比1.41増、東京23区が前月比0.31減、前年同月比1.81増、東京市部が前月比0.17減、前年同月比0.37増で、今年に入ってやや低下傾向です。
データに占めるアパート系の割合(アパート率)は、東京都全域で19.06%、東京23区16.04%、東京市部33.15%であるため、マンションの空室をカバーできていません。
首都圏3県は、東京都より空室率が高い
神奈川県の空室率は、15.51ポイントで東京都より高く、前月比0.07増、前年同月比1.97増。マンション系は、前月比・前年同月比ともに1ポイント以下の増加ですが、アパート系は、前年同月比3.77増と大幅に上昇しました。アパート率は50.88%。
埼玉県の空室率は、1都3県では最も高い17.87ポイントでした。前月比0.11増、前年同月比1.49増。マンション系は、前月比0.12増、前年同月比1.58増で、アパート系は、前月比0.12増、前年同月比1.14増と増加傾向です。アパート率は47.81%。
千葉県の空室率は、15.56ポイントで前月比0.05減、前年同月比1.04増。マンション系は、前月比0.12減、前年同月比1.19増で、アパート系は、前月と同じ、前年同月比2.02増と大きく上昇しました。アパート率は41.48%。
(画像はプレスリリースより)
(分析:株式会社タス)
株式会社タスのニュースリリース
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