幅広い製品でアンメット・メディカル・ニーズに対応
大日本住友製薬株式会社は2017年4月4日のニュースリリースで、米国子会社のサノビオン・ファーマシューティカルズ・インクが、米国時間4月3日に慢性気管支炎・肺気腫を含む慢性閉塞性肺疾患(COPD)による気道閉塞性障害の長期維持療法に用いるドライパウダー吸入製剤「ウチブロン ネオヘイラー」(一般名:インダカテロールマレイン酸塩/グリコピロニウム臭化物)を発売したと発表した。
ウチブロンは、1日2回吸入の長時間作用性ムスカリン受容体拮抗薬(LAMA)と長時間作用性 β 作動薬(LABA)の新しい配合剤で、ネブライザー製剤や定量式吸入製剤を含む幅広い製品ラインナップを構築しCOPD患者のアンメット・メディカル・ニーズに対応する。
今後もCOPD患者向けの製品を提供
米国ミシガン州リボニアの南東ミシガン肺研究所のゲイリー・ファーガソン医師は、症状を持つ多くのCOPD患者に対する維持療法としてのウチブロンは、LAMAとLABAの併用を重視する最新の世界的なCOPDの治療方針に則しており、また、投与デバイスのネオヘイラーは服薬量を確認できる機能があるため、患者や医療関係者にとって有用であると述べている。
サノビオン社は、2016年12月21日にノバルティス社と、ウチブロンのほか、「シーブリ ネオヘイラー」および「アルカプタ ネオヘイラー」についての米国における独占的な販売権に関するライセンス契約を締結し、2017年度に「シーブリ ネオヘイラー」の発売と「アルカプタ ネオヘイラー」のプロモーション開始を予定している。
(画像は大日本住友製薬株式会社のサイトより)
大日本住友製薬株式会社ニュースリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20170404.pdf大日本住友製薬株式会社
http://www.ds-pharma.co.jp/