主要4キャンパスでEMSを運用
環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001を取得した国立大学法人千葉大学は、取得から13年目に突入し、ISO14001取得から12年間の成果を公表している。
千葉大学は2005年1月27日に国際規格であるISO14001の認証を取得したが、以降その適用範囲を徐々に拡大し、現在は主要4キャンパスでのEMS運用に至り、さらに全国の大学で初めて、エネルギーマネジメントの国際規格ISO50001の取得も行うなど、積極的な環境貢献活動を続けている。
目に見える削減効果
千葉大学が提示したデータでは、ISO14001取得前の2004年度と2015年度の環境負荷を比較した場合、総エネルギー投入量が約10%減、水(上水・県水)の使用量が約17%減、一般廃棄物排出量が約43%減となっていることが分かった。
2004年から比べて同大学の構成員数と床面積が増加しているにも関わらず、有意な省エネ・省資源効果が確認されたことは、同大学が取り組む環境活動が高いレベルで実効性を伴って成果を上げていることを示しているといえよう。
環境・エネルギーマネジメントシステムの構築と運用を「実務教育の機会」として、学生に主体的に実践する場を提供している千葉大学は、学内に「環境ISO学生委員会」を組織し、3年間活動した学生に「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」の学内資格を授与している。
(画像はプレスリリースより)
千葉大学 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000015177.html