精密医療で変わる「医療」の今後
北海道の医療法人社団北斗病院は6月7日、「Big Data」に基づく精密医療(Precision Medicine)により一人一人の患者に合わせた治療を進めていく取り組みを行うと発表した。
これまで行われてきた医療現場の職人芸とも言われる「経験と勘」に頼る医療から、患者一人一人にとり最適な治療を選択することの出来る「精密医療」へ重点を置くものだ。
「Big Data」を導入することで、世界各地の協力機関と情報や画像の共有することも可能となり、データの統合や詳細な解析で個々の患者へ最適な医療提供が現実化するとみられる。
長年培った技術と最新技術を組み合わせた「より良い医療」
医学文献や疫学、生体医工学をはじめとし、画像診断、血液検査、病理検査、遺伝子検査など様々な情報が集まる「Big Data」。膨大なデータを医療の現場へ正確で的確に生かすため、医師ら専門家と現場スタッフとの連携が不可欠となる。
医療法人社団北斗病院では適材適所な精密医療を行うため、長い年月に培われた医療現場の技術と「Big Data」を中心とする最新技術を組み合わせ、病名ではなく個々の患者に合わせた医療介入を行う。
精密医療により効率的に選択された治療方針は、北斗病院精密医療センター(HPMC)において患者一人一人に提供され、サポートが行われる。
(画像は北斗病院 ホームページより)
北斗病院
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