認知症の介護経験者100名を対象として調査
株式会社ウェルクスは、フランス生まれの認知症介護技術「ユマニチュード」の認知度などについてアンケート調査を実施し、その結果を6月7日に発表した。
「ユマニチュード」は、人間らしいケアと称され、認知症介護に変革をもたらすものとして注目を浴びている技術。調査は、認知症の介護経験者100名を対象として実施された。
「知らなかった」は全体の10%
調査ではまず、「ユマニチュード」を知っているかどうかを訊ねている。
結果は、「言葉だけ知っている」が39%で最多であり、次点には30%で「言葉と基本的な考えは知っているが技術は知らない」が入った。「知らなかった」は全体の10%と低く、ユマニチュードの存在が広く知られていると同社は考察。しかし、現状では詳しい技術が浸透していないとも分析している。
なお、ユマニチュードを少しでも「知っている」と回答した人のうち、実践したことが「ある」人は、全体の58%に達した。半数以上の人が実践の介護の現場でユマニチュードを取り入れていると、同社はしている。
「傾聴の姿勢をとると、穏やかになった」
調査では、ユマニチュードの実践で得られた効果やエピソードについても、コメント形式で回答を募っている。
結果、「声掛けしながら手をとり、お箸を持ってもらうと、食事をし始めた」「不機嫌になり始めた人に、声を掛けながら手を握ったり、肩を抱いたり、傾聴の姿勢をとると、穏やかになった」などの声が寄せられた。
調査の詳細は、同社のプレスリリースで。
(画像はプレスリリースより)
ユマニチュード実践してる?その効果は?認知症介護経験者100名に聞きました - 株式会社ウェルクス
https://welks.co.jp/release/12631/