害獣から食材へ
ジビエはもともとフランス語で、「狩猟」によって捕獲されたシカやイノシシなど、野生の鳥獣を意味する言葉。野生の鳥獣といえば、農村地帯の作物を食い荒らす害獣のイメージもあるが、見方を変え、自然の恵みに感謝し、食材として活用する動きがある。
渋谷で人気の「宇田川カフェ」などを手掛ける株式会社LD&Kは、大分に炭火焼ジビエ専門店「焼山 本店」を3月25日にオープンする。2016年2月にオープンした「焼山 中目黒店」に続き、2店舗目となる。
中目黒店と違って、「九州狩猟肉加工センター」を設立し、九州中から集めた狩猟肉を衛生的な生産工場で加工できる。これまで、入手困難で供給が不安定なため高価だった食材を、新鮮かつ適正な価格で提供できるようになった。地元だけに出回る希少な食材も楽しめる。
驚き!カラスの炭火焼き、味付けはシンプルに塩がオススメ。
使用される肉は、鹿(シカ)・猪(イノシシ)をはじめ、鳥類(カラス・ヒヨドリ・ウズラ)や狸(タヌキ)・ハクビシンの他、旬の食材が提供される。パクチー・クレソン、セリなど、お肉の味を引き立てる香味野菜にもこだわっている。
種類が豊富な食材の中で、特に目を引くのが「カラス」。都会ではごみを漁る厄介者のイメージが強いが、実は栄養価が高く、最近注目を集めている。
「焼山」で提供するカラスは、九州の山林で捕獲したもので、木の実や果実を食べている為、臭みがほとんどない。旨味を直接感じられる調理方法は、炭火焼。味付けはシンプルに塩味がオススメ。鶏のレバーのような濃厚な味わいで、苦味もない。
中目黒店でも人気のメニューだ。鉄分は牛のレバーの2倍、現代人に不足しがちな鉄分や亜鉛分も多く、低コレステロールなど、栄養面でも優れた食材として注目されている。
(画像はプレスリリースより)
プレスリリース(Valuepress!)
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