真空容器を開発
2016年2月5日、株式会社ジャパンゲートウェイは自社が展開する「レヴール」ブランドから「レヴール フレッシュール」を4月10日より販売開始すると発表した。
同ブランドではアルミフィルムを用いることでシャンプーの酸化を防ぐ真空容器の開発に成功。
アルガンオイルなどの植物オイルは髪にうるおいやツヤを与えることが知られているのであるが、酸化されやすい。これらが酸化すると刺激性が現れ、時には悪臭が出てしまうことも。しかし、この新容器を開発したことで酸化されやすいアルガンオイルやローズヒップオイルなどを1%以上配合することが可能になった。
酸化に弱いのは植物精油も同様。今回発売のレヴール フレッシュールには生花のエッセンスも配合されており、シャンプーやトリートメントを使うたびにバスルームは花屋のような香りに包まれる。
この真空容器は開発者の夢であった「生シャンプー」を実現したのだ。
シリコンは悪者なのか
レヴールはノンシリコンシャンプーブランドとして知られている。同ブランドのシャンプーはノンシリコンなのだが、実はトリートメントにはシリコンが配合されている。
昨今、世間ではノンシリコンシャンプーブームになっており、何だかシリコンは悪者のようなイメージが定着しつつある。なぜレヴールはそんなシリコンをトリートメントに配合しているのだろうか。
シリコンは化粧品で言うところのファンデーションのような役割を担う。髪表面をコーティングすることで手触りをよくし、ツヤを与える。
同ブランドはシャンプーによって髪をすっぴんの状態に戻すことを目的としているため、シャンプーにシリコンを配合していない。しかし、シリコンのコーティング作用によって髪同士の摩擦や乾燥を防ぐためにトリートメントにはシリコンを配合。
シリコンは単なる悪者なのではなく、要は使いどころが重要なのだ。
(画像はプレスリリースより)
【参考】
・株式会社ジャパンゲートウェイ プレスリリース(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/89825