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2024年11月29日(金)
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資生堂が笑顔講座のデジタルコンテンツ化を発表

資生堂が笑顔講座のデジタルコンテンツ化を発表

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長年の研究をもとに構築
株式会社資生堂は、2016年6月21日、学校や企業で開催してきた「笑顔講座」の内容を、タブレット端末用にデジタルコンテンツ化したと発表。

コンテンツは長年の化粧品・美容情報の開発で蓄積してきた「顔・表情の印象研究」「笑顔研究」をもとに構築。いつでもどこででも個人のレベルに合わせて「笑顔講座」を学べるようにし、自分を客観視にて表情筋トレーニングを行い、コミュニケーションで重要な「笑顔力」を磨けるとした。

日本航空も協力
日本航空株式会社がコンテンツの実用化に向け協力し、客室乗務員約5,000名による試験運用を3か月間実施。改良を重ね2017年以降の実用化を目指すという。

客観的に笑顔を数値化しトレーニング
内容としてはクウジット株式会社のKART顔画像認識ソリューションと、ソニー株式会社が開発の顔画像認識技術を利用。

タブレット端末のカメラ機能で、人の目で主観的に判定してきた笑顔を撮影・認証。数値化、印象判定、記録し、他人に与える笑顔の印象を客観的に分析。資生堂独自の表情筋エクササイズを使って、豊かな表情や笑顔力を鍛えられる。

コンテンツの「ライブエガオ」(画像ダウンロード70.2KB)では笑顔レベルと、信頼感・気品・魅力・美しさ・好感・親しみ・活発さの印象指標を表示し判定。トレーナーと一緒に表情筋のエクササイズを行う。

笑顔度に挑戦する様々なゲームを通じ、日頃しない表情の練習、自分の苦手な笑顔レベルを確認。

また、その日のきもちを笑顔レベルで記録しトレーニングの実施記録などカレンダーに画像や文字で記録。トレーニングの画像ダウンロードは90.6KB。

1970年代から研究をスタート
資生堂は1970年代後半、表情に関する研究を体系化。1980年代に、科学と感性を掛け合わせ、知覚心理学や認知心理学から顔研究を開始。画像工学や脳科学も取り入れた。

現在は加齢とメーキャップ、顔の形態と印象、パーツのバランス理論、表情筋の動き、笑顔度と印象、メーキャップ顔の知覚などが研究内容。化粧品開発や美容理論の構築、ビューティーコンサルタント研修などに活用。

教育現場や一般向けに笑顔講座の開催
「笑顔講座」の構築の始まりは、中学校の教育現場からの、人付き合いが苦手・表情が乏しい生徒が増えたという声を受けたことから。

2008年から社会貢献活動の一環として、中学生や学校関係者を対象に講座を開始。最近は企業の人材教育の場や社会人向け講座、コミュニティーカレッジなど、一般の方対象のオープン講座も開催。年間3~5回で2016年6月現在、受講の述べ人数は6,000人以上となる。

(画像はプレスリリースより)


【参考】
※株式会社 資生堂 プレスリリースより
http://www.shiseidogroup.jp


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