複雑な形の屋根にも大容量の太陽光電池が設置可能に
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は6月27日、限られた屋根スペースを有効活用できる「太陽電池モジュールHIT台形タイプ」と、台形タイプと組み合わせるパワーコンディショナ、「屋外用マルチストリング型パワーコンディショナ」の受注を10月19日より開始すると発表した。
なお、「屋内集中型パワーコンディショナ」は、11月16日の受注開始となる。
「太陽電池モジュールHIT」の従来品は、標準タイプとハーフタイプであったが、複雑な形をした屋根の場合、これまでは屋根のスペースをフルに活用することができなかった。
しかし、標準タイプとハーフタイプに台形タイプを組み合わせることで、寄棟屋根などの複雑な形状の屋根にも、大容量の太陽光電池を設置することが可能となる。
台形タイプの太陽電池モジュールを活用することにより、屋根の形状によっては、システム搭載容量と年間推定発電量が30%以上アップする事例もある。
パワーコンディショナのモジュール容量増で、発電量が増加
また、台形タイプも「HIT」の標準タイプやハーフタイプと同様に、「モジュール25年保証」(無償)を適用しており、長期間にわたって安心して使用することができる。
さらに、パワーコンディショナの新製品は、1台あたりと組み合わせることができるモジュール容量を約1.2倍まで拡大したことから、パワーコンディショナの定格出力が同じであっても、年間発電量は増加する。
同社は今後も、太陽光発電システムをはじめとして、住宅用エネルギーマネジメント関連機器のラインナップを充実させたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
パナソニック(プレスリリース)
http://news.panasonic.com/jp/press/data/2016/06/jn160627